水力発電
高知県エリア
高薮発電所
当社で、2番目に古い発電所です。1930年10月の運転開始当初は水圧鉄管2条、水車発電機2台でしたが、1935年5月、水圧鉄管1条、水車発電機1台が増設され、現在の姿になっています。
上流には、大橋ダム(四国電力)があり、大橋発電所(四国電力)で発電した水を吉野川取水堰堤で取水し、小北川、大平川の水を加え、最大15,600kWの発電を行います。
3台の水車発電機の運転は、水量に応じて自動的に運転台数を制御する自動応水制御によって効率よく行われています。
名称 | 高薮 |
---|---|
水系 | 吉野川 |
発電方式 | 水路式 |
出力 | 15,600kW |
完成年月 | 1930年10月 |
住所 | 〒781-3723 高知県土佐郡大川村上小南川221番地3 |
仙頭発電所
物部川水系3発電所の要の発電所です。3発電所で作り出された電気は仙頭発電所に集められ、11万ボルトに電圧を上げた後、全長70kmの送電線を使い、四国山脈を縦断して新居浜まで送られてきます。
仙頭発電所は岡の内取水堰堤の貯留水を有効に使い、最大7,100kWの発電を行います。
名称 | 仙頭 |
---|---|
水系 | 物部川 |
発電方式 | 水路式 |
出力 | 7,100kW |
完成年月 | 1957年7月 |
住所 | 〒781-4403 高知県香美市物部町押谷504番地 |
五王堂発電所
物部川の支流、上菲生川および笹川に設置された合計11ヶ所の取水堰堤より取水し、最大12,200kWの発電を行います。
西熊取水堰堤の上流には、西熊渓谷があり、もみじの名所として有名です。
名称 | 五王堂 |
---|---|
水系 | 物部川 |
発電方式 | 水路式 |
出力 | 12,200kW |
完成年月 | 1960年7月 |
住所 | 〒781-4529 高知県香美市物部町中上12番地2 |
川口発電所
川口発電所は、仙頭発電所の岡の内取水堰堤の上流部に位置し、落合、杉熊両取水堰堤の他、3ヶ所の取水堰堤より取水し、最大7,200kWの発電を行います。落合取水堰堤の上流には、もみじで有名な別府峡があります。
名称 | 川口 |
---|---|
水系 | 物部川 |
発電方式 | 水路式 |
出力 | 7,200kW |
完成年月 | 1957年11月 |
住所 | 〒781-4641 高知県香美市物部町岡ノ内3191番地7 |
大平発電所
高薮発電所の支流水路の途中、約30mの落差を有する地点に水車発電機を設置し未利用だった落差を有効に利用できるようにしました。更に、別の支流において既存の堰より上流に取水堰を設けて取水した水を合流させることにより発電出力の増加を図りました。
既存の水力発電用導水路中の落差を有効に利用した小水力発電所となっております。
名称 | 大平 |
---|---|
水系 | 吉野川 |
発電方式 | 水路式 |
出力 | 150kW |
完成年月 | 2014年6月 |
住所 | 〒781-3715 高知県土佐郡大川村小麦畝字赤滝133番1 |