川崎バイオマス発電事業
「国内初の都市型バイオマス発電所」
川崎バイオマス発電所は、京浜工業地帯の中核ともいうべき神奈川県川崎市に立地し、
出力33,000kWと国内有数のバイオマス専焼発電所です。
バイオマス発電所というと、燃料の豊富な山間部に作られがちでしたが、川崎バイオマス発電所は、
日本で初めて都市部へ建設した都市型バイオマス発電所です。
なぜ、バイオマス発電はCO2フリー電気になるのか?
川崎バイオマス発電で利用する木質バイオマス燃料は、周辺地域で発生する建設廃材から作られた木質チップ、樹木の間伐材、剪定枝等を利用したものです。
これらの樹木は、成長の過程において光合成により大気中の二酸化炭素(CO2)を吸収して酸素(O2)を生産しながら、炭素(C)を体内に貯え、幹、枝といった樹体をつくっています。
植物由来である木質バイオマス燃料を発電所で燃焼させることでCO2が排出されますが、このCO2はもともと大気中から樹木が吸収していた炭素(C)が大気中に戻るだけであるので、大気中のCO2濃度に影響を与える(CO2が増加する)ものではありません。 この考え方をカーボンニュートラルと言います。