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マイクロ水力発電で新たな可能性に挑む別子山・大平プロジェクト
太陽光や風力よりも変動要素が少ない再生可能エネルギーとして、
水力発電への期待度がますます高まっている。マイクロ水力発電は、
規模的な特徴から山間部の地形を利用して容易に建設でき、自然
環境保護とともに経済的なメリットも期待でき、豊かな山林を育みな
がら貴重な電力を安定して供給できる新しいエネルギーモデルだ。 -
電力システム改革が加速するなか、再生可能エネルギーの活用は、国策として強力に推し進められている。そのなかで注目を集めているひとつがCO2フリーのバイオマス発電だが、住友共同電力では、川崎に続くプロジェクトとして現在、紋別バイオマス発電事業に取組んでいる。他に類を見ないほどに大量の未利用バイオマスを活用するこのプロジェクトは、地域とエネルギーの新しい関係を築く注目のモデルだ。
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火力発電は大量の蒸気を使う。この蒸気を再利用できないか。旧3号機の建設以来、長年にわたって培ってきた技術者たちの知恵と努力が日の目を見る。出力150,000kW、蒸気供給量最大120t/h、蒸気供給配管延長約3.3km。新しいベース火力として期待される西火力3号機は、蒸気供給併用の新プラントだ。
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森林で立木を伐採し搬出したあとに残る曲がった木・端コロ、枝葉、樹皮などが林地残材。森林が荒れる原因にもなるし、大雨時に流れ出た残材はダムや海域でも多くの流木被害を引き起こす。 ただ、資源の目で見れば未利用の立派の森林資源の一つ。これを発電燃料として有効活用できないだろうか、というのがこのプロジェクトの狙いだ。
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国会議員が大勢でお越しになる。地元の市長さんも見えられた。もちろん、電力業界の方や一般企業の方も多い。見学希望者が後を絶たないのである。川崎バイオマス発電所は、建築廃材等のバイオマス燃料を利用した出力33,000kWの国内最大のバイオマス専焼発電所。発電の未来を変えるかもしれないこの事業に、注目度はアップするばかりだ。